松葉ガニのウンチク【日帰り漁だから鮮度が良い】ってこれ本当?
松葉ガニ漁が解禁されるまで
あと【 2日 】です。
解禁を前に、松葉ガニのウンチクを少しだけ。
雑誌やインターネットで「日帰り漁のカニだと鮮度が良い」と書かれていることがありますが、これが100%正しいとは限りません。
確かに漁場から近いということは良いことでしょうが、
重要なのは漁場から近いことだけではなく、網を上げてからの「作業の丁寧さ、素早さ」です。
松葉ガニは水深200m前後の海底まで網を入れて海底をズルズルと引きずって捕獲する「底引き網漁」や海底までカゴを沈めて捕る「カニかご漁」などがあります。
当然大きさや形が様々で、カニ以外のものも網に入るため船上で仕分けしなければなりません。
松葉ガニも大きさや形、色、脚が折れていないか、傷が無いかなど、細かく選別され船の水槽に入れて港まで運びます。
この作業の最中にカニが弱って死んでしまっては良い値段で売れません。
そのため、この作業をいかに手早く行うかが重要なんです。
いくら日帰り漁で捕れたカニだからと言っても、
鮮度が良いとは限らないのはそのためです。
当館では、社長と料理長が漁港まで行き、生きた松葉ガニだけを仕入れて帰ってきます。
そして、ご夕食のお時間ギリギリまでカニを切ることはいたしません。
なぜならエビやカニなどは特に鮮度によって味が大きく変わる食材だからです。
鮮度の良い松葉ガニは箸で生のカニみそが摘めます。
今年も鮮度抜群の松葉ガニをご用意して皆様のお越しをお待ち致しております。